いくつかサンプルプログラムがありますので、こちらのプログラムを利用しましょう。
しかし
- API Key を使う場合、取得系の API は利用可能。追加・更新系は利用不可
- 追加・更新系の API を使用するには OAuth トークンが必要
- お知らせメッセージ等、一部の機能はチャンネル登録者数 1,000 人以上が必要
- サンプルプログラムが Python2 系で書かれているため修正が必要
Python2 系:
・print "some messages"
・except AnError, e:
Python3 系:
・print("some messages.")
・except AnError as e:
など細かい前提がありますのでご注意下さい。
なお、プログラムは git を使って取得可能ですが、簡単のためコピペして利用いたします。
ライブラリのインストール(1)
まずは必要なライブラリをインストールします。公式サイトのリンクをクリックして下さい。
キーボードの「Ctrl」キーを押しながらクリックすると、リンク先を新しいタブで開くのでオススメです。(「Shift」キーを押しながらクリックすると、新しいウィンドウで開きます)
遷移先のページに、事項すべきコマンドが記載されています。ご自身の環境に合わせて選択肢て下さい。
VS Code の「Terminal」を開き、上記のコマンドを入力・実行します。<your-env>
の部分は任意です。私は「Python_de_YouTube_API
」にしました。
which python
、which pip
コマンドを実行すると、virtualenv
で構築した環境のコマンドが設定されていることが確認できます。
さらに pip list
コマンドを実行すると、google-api
モジュールがインストールされたことが確認できます。
ライブラリのインストール(2)
使用するプログラムがアップロードされている GitHub にあるコマンドを使用して、足りないライブラリもインストールします。
認証情報の作成と取得
まだ準備は終わりません。(……長い)
次は Web アプリケーション用の認証情報を作成し client_secret.json
として保存します。
Google Cloud Platform の画面を閉じてしまっている場合は こちら から開いて、「メニュー」→「API とサービス」→「認証情報」を選択して下さい。合わせてプロジェクトも選択して下さい。
続けて「+認証情報を作成」→「OAuth クライアント ID」を選択します。
「認証画面を設定」する必要がある場合は、画面の指示に従って下さい。
必須項目を入力します。
① 「YouTube Data API 確認のためのアプリ」としました。
② リストからの選択になります。
③
追加するユーザは 自分、且つ YouTube アップロードした動画を保有しているアカウントとして下さい。※ログインできることと、動画情報を取得することができることが条件になるため
OAuth 同意画面の作成が完了したら、改めて「+認証情報を作成」→「OAuth クライアント ID」を選択します。
「アプリケーションの種類」では、「テレビと入力が限られたデバイス」または「デスクトップ アプリ」を選択します。
ダウンロードした JSON ファイル名を「client_secret.json」に変更して取り込みます。エクスプローラから VS Code のフォルダにドラッグ・アンド・ドロップすれば取り込めます。
サンプルプログラムの動作確認
同じフォルダに「my_uploads.py」ファイルを作成します。
ファイル名は Github にあるファイル名に合わせました。また、上記のようにサンプルプログラムは Python2 系で書かれているため、一部、プログラムの修正が必要になります。
準備ができたのでプログラムを実行してみましょう!
上記で追加したテストユーザのアカウントでログインする。
他のテストユーザのアカウントでも確認してみました。手順は先程と同じです。
認証コードを取得しなおして VS Code に貼り付けると、別のチャンネルの動画情報を取得できました。
クオータの確認
一応、クオータについても確認しておきましょう。
Google Cloud Platform で「API とサービス」を表示しているかと思いますので、そのまま「ダッシュボード」を確認して下さい。下の方にスクロールすると、各 API 毎のリクエスト数などが確認できます。
個別の API 毎に詳細を確認するには、API 名をクリックして下さい。
今回は短時間の間に、少しだけ使用したので「1 分あたり」を「1 時間」で確認してみました。グラフ中をドラッグ・アンド・ドロップすることで更に範囲指定も可能です。
Python を用いた YouTube Data API の使い方を、サンプルプログラムを用いて確認してみました。
合わせて OAuth を使う場合の準備についても確認いたしました。公式サイトに乗っているサンプルプログラムが、Python2 系で書かれているという落とし穴はありますが、他にも色んなサンプルが載っていますので、興味のあるものを選んで実際に使って見て下さい。
今回は以上になります。
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