現時点でのオフショア経験は、2年で今も継続してオフショア開発を活用しています。
大きい規模で、5カ月で60人月ぐらいの規模でした。
単月での最大人数は20名近くのオフショアメンバーと一緒にプロジェクト進めていました。
そのプロジェクトは日本側もいて、総勢50名ほどでした。その他、2年の間で大小6つほどのプロジェクトを動かしていました。
どのプロジェクトも全てスケジュールも、予算も、品質も全て守る事ができ、オフショア開発で成功したと言えるでしょう。
どのようにしたら、プロジェクトも最初から成功できたのか?
オフショア開発で失敗はしたことがないのか?
はい、オフショアでの開発経験において現時点のところ失敗した経験がありません。
多くの人員、長い期間のプロジェクトの途中過程では微調整などはは行いましたが、
プロジェクト全体を通して失敗となったものはありません。
なぜ、誰からも教わる事なく、初めてオフショアの経験をして成功し続けることができたのか?
その理由は、オフショア開発を進める数年前にニアショアを経験したところが大きいかと思います。
先にニアショアを経験
ニアショアでの経験。
これは私のエンジニア人生の中で一番の失敗であったことはだったかと思います。
ニアショアについて オフショアは海外の海外の開発会社や海外子会社にアウトソースすることを指します。 ニアショアは地理的に離れた国内の開発会社や国内子会社にアウトソースすることを指します。
要するに、同じ日本人ではあるが、比較的に遠い別の拠点にいるということです。
メリットとしては、東京の開発会社に比べて多少、人件費を抑える事ができるため、
比較的安価に開発の依頼をすることができます。
当時も東京の会社に比べて30%ぐらいは、費用が押せえられたので、付き合いが初めての会社ではありましたが紹介されたということもあり、開発の依頼をすることになったのです。
日本人同士なので、リモート会議での話は通じますし、必要な設計書なども日本語だったので場所は離れているけども安心してできるなと考えていました。
当時の役割分担
要件定義:自分達の会社
基本設計/詳細設計:ニアショア
製造:ニアショア
テスト:ニアショア
外部結合テスト:自分達の会社
定例も週1で行い、順調に進んでいるなと思っていたのですが、
製造で1か月、2カ月と経っても「スケジュール通りです。問題ありません」と伝えられ、実際のソースコードや、動く画面が確認できないまま、進捗表と課題表のみを提示される日々が続きました。
とはいえ、テストの段階に入って、僕たちもある程度は確認が必要であったので
強く動くところを見たいと訴えたところ、渋々、見ることができたのでした。
パッと見はデザインもしっかりとしていて問題なさそうでしたが、、、動かしてみて「これは、、、ヤバい。。。」とすぐに分かりました。
検索画面で検索ボタンを押下したらエラー画面に、、、5年以上経った今でも忘れません・・・。
今までのやり方で進めたため、大失敗
ニアショアの開発経験ですごく苦い思い出があるのですが、
これは、ニアショアの開発会社が一方的に良くなかったのでしょうか?
そうではないですね。
明らかに発注している側の責任も大いにあります。
ロケーションが離れているだけで今まで通りの進め方で依頼するやり方に
間違いがあったのです。
ここでの経験でまなんだ事を3つ取り上げてみます。
・相手を信頼しすぎてしまった。
・情報は伝えたではなく、伝わったか。
・顔を見ながら話すのは大事。
相手を信頼しすぎてしまった。
人を疑えというわけではないですが、特に初めての相手の場合、お互いに不利な情報は極力出したくありません。 ただし、無理やり情報を引き出しても別の問題が発生するだけですので、最初の段階でプロジェクトの重要なポイントに対してチェックポイントを設けるべきだと思います。
そこで、遅れや問題が生じた場合は、お互いに協力しあいながら解決を図っていくしかないのです。今回のところで問題だったのが、要件定義の段階で曖昧であったところがその曖昧のまま設計に進み、製造に進みとなり、結果としてできていないという状況になってしまったのです。
情報は伝えたではなく、伝わったか。
たとえ、日本人通しであったもこちらの伝えた情報(言葉)を正しく理解してくれるとは限りません。 どう伝わったかは様々なやり方がありましたが、当時は伝えたで終わらせていました。常にメンバーがそばにいる場合は、状況がすぐに把握できるので適宜こちらから修正を促すことはできますが、離れているとそれが難しいのです。
リモートであっても、顔を見ながら話すは大事。
先ほどの伝わったかに通じるものがありますが、当時の進捗は声での会議をしていましたが、顔を見ながらの会議はほとんどしていませんでした。
声だけだと、何かしらレポートの表を見ながら淡々と話すことが多かったと思いますが、顔を見るだけで、理解しながらなのか、今言ったことは伝わってなさそうなど多少は読み取る事ができます。
また、顔を見ながら雑談などを話すような事ができれば、多少のゆとりが生まれて、何か問題があったときにお互いに相談できるような信頼関係が結びやすくなるだろうと思います。
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