Python で副業(?) YouTube Data API を使ってみる 〜その1:概要、そして試してみる〜

プログラミング

YouTube で利用できる API は以下の 4 種類あるようです。(2021年8月30日現在)
API には各プログラミング言語用にライブラリが提供されている他、サンプルコードも多数用意されています。実際にプログラムをしなくても、ブラウザから試しに使ってみることができるものもあります。

API 名前概要
YouTube Analytics APIRetrieves your YouTube Analytics data.

YouTube(Google)にログインした状態で「自分の動画」→「アナリティクス」と進んで得られる情報を取得するための API です。つまり取得できる情報は “自分の動画” に関するものに限定されます。
少し古いですが Google Developers の日本語の動画もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=yHWVi3hARJU
YouTube Data API v3 v3The YouTube Data API v3 is an API that provides access to YouTube data, such as videos, playlists, and channels.

YouTube で公開されている動画についての情報を取得・操作できます。
特定のチャンネル・再生リスト、カテゴリ取得したい情報現(リソース)に対して、条件(パラメータ)を指定して、情報(プロパティ)を取得・操作できます。

各取得・操作には “クォータ” と呼ばれる値が決められていて、1日に使える量が決まっています。
公式リファレンス中の「試してみる」ボタンから、ブラウザを使って簡単に使うこともできます。
YouTube Live API v3The YouTube Data API v3 is an API that provides access to YouTube data, such as videos, playlists, and channels.

(上記の英語、記載ミスのような……)
ライブ配信動画に関する API です。
YouTube Reporting APISchedules reporting jobs containing your YouTube Analytics data and downloads the resulting bulk data reports in the form of CSV files.

YouTube Reporting APIは、YouTube Analytics APIの後に提供され始めたAPIで、YouTube Analytics APIの幾つかの問題を解決しています。顕著なのが、データを取得するためにAPIを多くの回数呼ぶ必要がなくなったというところです。
引用:https://youtube-tips.com/posts/reporting-api-basic/
Google APIs Explorer  |  Google for Developers
The Google APIs Explorer is is a tool that helps you explore various Google APIs interactively.

今回はこの内、YouTube Data API を使って YouTube 上の情報を取得してみたいと思います。

YouTube Data API を「試してみる」

YouTue Data API のリファレンス(こちら)には利用できる API がリスト化され記載されています。今回はその中から確認が簡単そうな「再生リスト」を取得してみます。

取得したい “チャンネルID” を確認する

この API を使用するには、対象の “チャンネルID” が必要になりますので、当該のチャンネルページを開き URL から “チャンネルID” を拝借します。

今回は、アクトレブログさんの再生リストの取得にチャレンジです!

YouTube リファレンスページから試してみる

“チャンネルID” を取得したら、YouTube Data API のリファレンスページで以下を実施します。
※前提として Google にログインしておいて下さい

  1. API の一覧から「再生リスト(Playlists)」を選択
  2. 「実際に試してみる」場所に移動 ※リンクをクリックするとページ内遷移します
  3. 取得項目に「snippet」を指定
  4. チャンネルID を入力
  5. 取得件数を「5」に設定 ※オプションです
  6. 認証情報には「API Key」を指定
  7. 「EXECUTE」ボタンクリックで実行
  8. 結果を確認、取得成功!

簡単に取得できましたね!次の記事からは、YouTube(Google)さんが用意した画面ではなくて、自分で作成した Python プログラムから YouTube Data API を使用できるようにしてみましょう。

ちなみに今回、Credentials(資格情報)には API Key の方を選択しました。API Key は OAuth 2.0 に比べると仕組みが簡単な分、どうしてもセキュリティ面では OAuth に劣ってしまうことを覚えておいて下さい。
また、API は無制限に使えるわけではなく、クォータという単位で一日の使用量を制限しています。
API Key と OAuth、OpenID Connect 等の仕組みについても、いつか投稿したいと思います。

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